ReadMe yomu no omosiroi yo.
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By fuwarimofumofu   |   
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久しぶりの投稿です。


皆さんはこちらもうお読みになられましたか?
Bowl Roll様の用意されたMMD関連配布物のReadMeについての文章です。

bowlroll.net/about/readme

有り難いことにMMDモデル制作者向けのReadMeの文例サンプル集など用意されていますので、MMDモデル配布をお考えの方にはご一読をお勧めします。

ただ、私お勧めはしますが内容に全面同意しているわけではありません。
ですので、英語圏MMDユーザーの主な作品発表の場の1つであるdeviantART(dA)のヘタリアMMDコミュ中心に英語圏MMDユーザーを1年以上見続けた上での、私の(主にMMDモデルについての)考えを書いておきます。
他のジャンルまで含めて一般化できるとは言いきれませんが、英語圏MMDコミュニティに関する見方の1つとしてお読みいただけたらと思います。

 


>海外ユーザにおける ReadMe ファイルの必要性について

>海外ユーザの製作物に対する考え方、及び日本側の対応方法等を以下にまとめましたのでご確認下さい。

 

>改造、再配布など

>・海外では改造可能な範囲をはっきり明記しないと、首すげ替え、素体化、パーツ取り、パーツ継ぎはぎなど何でもされます。
>上記禁止項目は、個別に明記する必要があります。



同意します。英語圏MMDコミュは3Dカスタム少女文化に近いものがありまして、モデルの改造は許されて当たり前という意識のユーザーが多いです。
MMDモデルが作品ではなく素材として見られやすいのは、良い悪いをさておいて彼らの文化であると私は認識しております。

 

>・利用規約に不備があればすぐに抜け道を探されます。
>海外では規約の不備は製作者側の過失とみなされるのが普通です。
>日本国内のように空気を読んだり自重したりする習慣はありません。



概ね同意します。ただし、英語版ReadMeが必須という意味ではありません。
規約違反が起こるのは英語版ReadMeを付けない配布者が悪いという風潮には、私なってほしくありません。

 

>海外ユーザへの対応について

>・欧米人は「言うべきことは自分の言葉ではっきりと主張する」という考えが強いです。
>きちんと言う人には敬意を払い、それ以上嫌がることをすることは少ないです。
>・上記の行為を行った後でも嫌がらせをする人は、周りから人間として軽蔑されます。
>(このほうがむしろ抑止力として働くようです。)



ネット上の英語圏MMDユーザーはそうでもありませんでした。
1年以上観察しても、彼らが「私とは意見が対立するが、はっきり述べるその姿勢天晴れ」というような発言をしているところに心当たりがありません。「明確にしてくれてありがとう」とは彼ら言いますね。
彼らの大半はモデルを海外組にも配布してくれて尚且つ緩やかな規約にしてくれるモデラーが好きで、海外組にモデルを配布しない、又は配布しても改変再配布や恋愛表現などを禁止するモデラーは嫌いです。
(嫌いでもルールはルールだから守る、海外で規約違反が続けばモデラーが去るのもやむなし、と言ってくれる人も沢山います)
最初期の英語圏MMDコミュはパスワードの共有・無断再配布・無断改変・腐向け表現何でもありの環境で、パスワード晒し禁止・再配布禁止・改変禁止・腐向け禁止などの規約は彼らの主観からすれば「後から入ってきたもの」なのです。
規約を破り続けるユーザーは真面目なユーザーからは軽蔑されますが、規約破りを肯定(禁止事項の種類にもよりますが…)するユーザーの絶対数が元々大きいので、村八分の状態にはなりません。
むしろ、モデルの規約に対して罵倒(Rants)を浴びせれば、周りから拍手喝さいを送られます(これは何度も見ました)。
ですので、周りの目が抑止力として効果があるのかは私判断保留したいです。

 

>・日本人にありがちな「黙ることで不快感を表明する」「配布を取りやめて抗議する」は全く通用しません。



「黙ることで不快感を表明する」はい、通用しません。
「配布を取りやめて抗議する」これは割と焦るらしいです。既に出回っているモデルは(不正ルートで)何とかなっても、次から新モデルなどが配布されないかもしれないのは辛いと彼らは考えますので。

 

>・日本語パスワードはあまり意味がありません。
>すぐ破られる上に「日本語パスワードは人種差別。人種差別に対抗するために再配布している」という言いがかりを与えることにもなりかねません。
>(海外で、上記行為が実際に行われていることを確認しております。)



海外MMDコミュには日本語学習者が何人もいますので、パスワードを相当難しくしても1週間持ちません。
ただし、その彼らでも日本語圏ユーザー限定コミュニティ配布は突破できないようです。日本語を流暢に書くのは難しいです。

付け加えると、彼らが特に改変と再配布の禁止に反抗する時の主な言い訳は、
「MMDはフリーソフトである。故にMMD用の配布物も同じように無料かつ改変と再配布が自由に行えるようにするべきであり、そうしない配布者はMMDの精神に反している」
「MMDは楽しみの為にある。改変と再配布が出来なければ我々は楽しくないので反抗する。やりたいようにやるだけだ」
といった感じです。

他に人種差別と攻撃されやすい行為として「日本語圏ユーザー限定配布」があります。
彼らの主張として「中には悪いリンゴもあるだろうが、箱の中身全部が悪いわけではない。モデラーが主に海外組ユーザーから被害を被っているのは知っているが、インターネットで配布する上では当たり前のことと割り切って一般配布を続けるか、限定配布するにしても海外組を丸ごと切り捨てるのではなくユーザーごとに是々非々判断してほしい」とのこと。
私が思うに、彼らが英語圏ユーザーをリンゴのように個別に判断出来るのは、言語の通じる者同士だからであって、日本語話者からはワインの中に泥水が混入しているように見えるのではないかと。
彼らは日本の配布者が海外組ユーザーを是々非々判断するのにかかるコストを軽く見積もり過ぎていると思います。

 

>・周りが注意するということも海外ではあまりありません。



場合によりけりです。

ヘタリアMMDの場合、モデラー陣による英語で啓蒙活動と配布停止を含む対応(をしてdAで凄い騒動になった)の後、金銭のやり取りを伴う利用と政治利用に関しては英語圏ユーザーの自主的な注意勧告が割と積極的に行われ、効果を上げています。
逆に恋愛関連の規約違反は注意する者が少なく、行われた場合でも無視されがちです。
モデルの改変と再配布に関してはその中間くらいの頻度と効果だと思います。
付け加えると、dAの英語圏ヘタリアMMDコミュでは、場を荒らさないために注意勧告は周りに見えない形で行うことを推奨していますので、見えなくとも自治活動が行われている可能性を心に留めておいて頂けたらと思います。

 

>あくまで作者本人が基本です。



第三者(それが有名Pであっても!)が規約違反を注意した場合、「あなたの規約の解釈が間違っている。正しいのは私」と信じてもらえないことがあります。
配布者本人による注意勧告が効果的です。

 

>・放置は黙認と思われます。面倒でも削除依頼を出すのが効果的です。



動画の無断転載・パスワード晒し・FBでの無断再配布では、配布者本人による削除依頼が抑止力として効果を上げた例を確認しております。ただし面倒です。放置にも別のメリットが色々あると思います。

 

>・海外のユーザー層はほとんどが10代の中高生で、著作権やモデルを作るために払った努力などには全く無知です。



年齢層はその通りです。たまに、改変モデラーでもモデル製作の苦労を軽く見積もっています……
英語圏ユーザーの著作権についての無知の例を挙げると、「全ての初音ミクのMMDモデル」はクリエイティブ・コモンズライセンスの「表示 - 非営利 3.0」が適応されるので規約によらず再配布は合法だと勘違いしている人がいました。正しくはパッケージの公式イラストだけです。www.itmedia.co.jp/news/article…

 

>・違法改造等は、モデラーに近づきたいというファン心理の裏返しでもあります。
>相手は子どもですので、対応次第ではこちらの側に取り込むことも可能です。
>・作者の側から「自分のモデルを使ってくれてありがとう。とてもうれしいよ。それでお願いなんだけど、きちんとルールは守って使ってほしいんだ」と言うと、意外と素直に言うことを聞く子がほとんどです。



すみませんわかりません。

ただ、海外組ユーザーを「自治の為に」味方に取り入れるのは難しいと思います。
ニコニコ動画/静画のMMDコミュでは規約を守るユーザーが大多数です。
例えばニコニコのAPヘタリアMMDタグですと規約違反作品が投稿されるのは数か月に1度、その作品が削除されるのは問題把握から数時間程度だと思います。
それに対して英語圏ヘタリアMMDコミュで規約違反作品が投稿される頻度は、dAでは数日おき、もしくは毎日だったりします。殆ど削除されません。その上FBなどの無断再配布も含めるとチェックする場所も増えて正直手に負えません。
私はモデラー陣の介入以前から1年間英語圏ヘタリアMMDコミュの自治クラスタを遠目に観察していましたが、今では殆どの人がギブアップしています。
「何故周りは注意しないのか?」というのはもっともな意見なのですが、英語圏MMDコミュニティの自治にかかるコスト(時間・労力など)は日本側と比べて膨大なんです。
あと、英語話者同士でも話の通じない無法者が何人もいるせいで自治クラスタの消耗が早い早い…… なので続きません。
(私、割と最初のころから自治やる人は長続きしないと予想していましたが、当時の認識でもまだ足りなかったと思います。)

周りへの啓蒙活動を期待せず、せめてその人だけでも規約を守って欲しい、という意図の呼びかけであれば、応えてくれるユーザーは(過半数以上とは保証しませんが)相当多いと、過去に私が関わった件から感じています。

 

>上記のとおり、製作者側が対応してもらえれば、海外ユーザでも理解する人は増えます。
>英語表記の ReadMe ファイルを同封してもらうことで、無くならないにしろ違法行為は少なくなりますので、ご協力をお願いします。



私は規約を順守する意思を示していても、日本語版ReadMeが読めずに違法行為をしでかしてしまった海外組ユーザーを何人も見てきました。
よって、善良であっても言語の通じない(ReadMeを理解する能力のない)ユーザーに配布物を渡すのはリスクが高いと結論付けました。気持ちだけあってもどうにもなりません。

この言葉の壁問題を解決するには、

1、日本語ユーザーにのみ配布する(現状では相当面倒くさい)
2、ReadMeの多言語対応(配布者による誤訳の危険あり)
3、いっそのこと何してもOKにする

のどれかを選ぶことになるんじゃないかと思いますが、私は正直どちらでも良いと思います。
一般配布をすれば、英語版ReadMeやパスワードの有無に関わらず再配布されますので、それがストレスになるなら鎖国したっていいじゃないですか。
ただ、海外のMMDファンにある程度の救済措置を用意してあげたいと思う場合(そして一般配布時の規約違反を根絶は無理でも減らすには)英語版ReadMeを添付する方法は効果的です。

 


最後までお読み頂き有難うございました。

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